
オフィス移転というと、大がかりな作業を思い浮かべることが多いかもしれません。しかし実際には、同じビルのなかでの移動や近隣への移転がほとんどです。それでもやるべきことは多く、距離が短いからといって安心してしまうと、費用や時間、業務の進行に影響が出るおそれもあります。本記事では、近距離移転で起こりやすい注意点を解説します。
近距離移転でも発生する見落としがちなコストとは
オフィスの近距離移転では「少し動かすだけだから費用は安い」と考えられがちです。しかし実際の見積もりは距離ではなく、作業の量や内容によって大きく変わります。そのため、細かい工程が積み重なり、結果として想定より高くなるケースも少なくありません。
什器の分解と再組み立ての手間
オフィスで使われている机や棚、ロッカーなどは、使用しているときの状態では運べないものが多くあります。一度分解し、新しい場所で再び組み立てる作業が必要です。什器を分解し、再度組み立てる作業は単純に見えて、実は構造の理解や正確な組み直しが必要で、経験のある作業員でなければ時間もかかり、破損のリスクも高くなります。
建物を守るための養生作業
オフィスビルでは、床や壁、エレベーターなどの共用部分を傷つけないように保護する養生作業が必須となる場合がほとんどです。移動距離が数メートルでも、通路全体をカバーする必要があり、養生をする準備と撤去にも人手と時間がかかります。この部分は見えにくいコストですが、保護が必要な範囲が広いほど全体費用のなかでも大きな割合を占めます。
不用品処分にかかる意外な費用
移転の際には、古くなった机や壊れた機器を処分する場面も多くあります。これらは家庭ごみのように簡単には捨てられず、産業廃棄物として適切な方法での処理が必要です。さらに、回収や分別の作業も必要になるため、処分費用が追加で発生します。このように、近距離移転であっても「運ぶ距離が短い=安い」というわけではなく、作業内容の積み重ねによってコストが決まります。
スケジュール遅延など近距離移転で起こりやすいトラブル
近距離移転は短期間で終わるイメージがありますが、実際には予定どおりに進まないケースも多くあります。とくに注意したいのがスケジュールの遅れで、ひとつの工程のずれが全体に影響する点です。
ビルごとの制約による時間の制限
オフィスビルにはそれぞれ独自のルールがあり、作業時間が細かく決められていることがあります。また、エレベーターの使用が予約制だったり、搬入ルートが指定されていたりする場合もあります。オフィスビルごとに定められている制約により、作業が思うように進まず、結果的に全体のスケジュールが後ろ倒しになるおそれがある点にも注意が必要です。
現場対応による予想外の時間消費
実際の移転作業では、机の配置や配線の位置などを現場で調整する必要が出てきます。事前の図面どおりにいかない状況も多く、その場で判断しながら進めるため、予定より時間がかかることを踏まえたスケジュール設定が重要です。また、ささいな変更の積み重ねが、全体の遅れにつながることもあります。
引き渡しや業務開始への影響
スケジュールが遅れると、新しいオフィスでの業務開始にも影響が出ます。予定日に仕事が始められない場合、社内の連絡体制が乱れたり、取引先への対応が遅れたりする可能性があります。スムーズに業務をスタートできない状況による遅れは小さく見えても、業務全体には大きな影響を与えるおそれがあります。
手続き・IT環境の準備不足が招く業務停止リスク
オフィス移転でもっとも大きな問題となるのが、IT環境や各種手続きの準備不足です。物理的な移動が終わっても、仕事ができる状態になっていなければ、移転は完了したとはいえません。
通信環境の遅れによる業務停止
インターネット回線や電話の開通が遅れると、社内外の連絡が取れなくなります。とくに今の業務はオンライン化が進んでいるため、通信環境の遅れはそのまま業務停止につながる重要な問題です。わずか1日でも止まると、大きな影響が出るおそれがあります。
システム設定やネットワークの不具合
新しいオフィスでは、パソコンや社内ネットワークの再設定が必要です。設定がうまくいかないと、ファイル共有や業務システムが使えなくなり、仕事が進まなくなります。とくに複数の機器が関係する場合は、トラブルの原因を特定するのにも時間がかかります。
事務手続きの遅れによる混乱
住所変更や各種契約の変更が遅れると、取引先とのやり取りや請求業務に支障が出る場合があります。小さな手続きの遅れでも、信用や業務フローに影響するため、事前の準備が重要です。
まとめ
近距離のオフィス移転は簡単に見えますが、実際には什器の分解や養生作業、不用品処分、ビルのルール対応など、多くの工程が発生します。距離が短くても作業内容は変わらないため、コストや時間が想定以上にかかる場面もあります。また、スケジュールの遅れやIT環境の準備不足が重なると、業務開始に影響が出る可能性もあります。とくにネット回線や社内システムの不備は、業務停止につながる大きなリスクです。そのため、たとえ近距離であってもオフィス移転業者を利用すると、円滑な移転ができ業務への影響を最小限に抑えられます。専門業者への依頼により、作業の抜けやトラブルを防ぎ、スムーズに移転を進めましょう。
-
引用元:https://goodlife-inc.co.jp/
丁寧でスピーディーなオフィス移転を実現-
移転やレイアウト変更、その後の充実したアフターフォローも提供
-
クライアントニーズに沿ったデザイン性の高いオフィスを提案
-
大手メーカー品から家具や各種備品などの小さな要望からもサポート
-










