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オフィスの間取りの決め方はどうすればいい?わかりやすく解説!

公開日:2023/05/15 最終更新日:2023/12/15

オフィス建設や移転の際、多くの人が頭を悩ませるのが間取りです。近年ではオフィスといってもシンプルで堅苦しい雰囲気ではなく、おしゃれかつ洗練されており、そのうえで働きやすさにもこだわった間取り・デザインが増えています。今回はオフィスの間取りの決め方について、事前準備やポイントなどを詳しく解説します。

間取りを決める前に準備したいこと

「オフィスの間取り決めはオフィスデザインを専門とする業者に任せよう」と考える人は多いですが、間取りの決定前に自社でいくつかの準備をしておくことで、よりスムーズに間取り決めを進めることが可能です。ここでは、間取り決めの前に取り組んでおくべき事前準備を3つ紹介します。

準備1:オフィスデザインにかける予算の設定

オフィスデザインを依頼する際に必要となる費用は、約20〜50万円です。もちろん、デザイン料は依頼する業者や依頼内容、デザインの範囲などによっても大きく変わるため、金額はあくまで目安となります。まずは費用相場よりも、自社がオフィスデザインの依頼料としてどの程度の金額なら支払いが可能であるかを考えたうえで、上限を決めましょう。

相談の際に予算を伝えておけば、希望するデザインを取り入れられるがどうかを検討してもらえるだけでなく、予算が足りない場合には別の方法を提案してもらうことも可能です。

準備2:現オフィスの問題点や理想のイメージを固める

そもそも、なぜオフィスのデザインや間取りを変更したいのか、今のオフィスで不便に思う場所や改善したい点はどこかを明確にしておくことで、よりよいオフィスデザインが叶います。普段オフィスで過ごしている従業員を対象に、オフィスの気になる点や取り入れたいデザインについてアンケートを取るなどして、問題点と理想のイメージをある程度固めておきましょう。

準備3:複数のオフィスデザイン業者を比較検討する

間取り決めの際は、オフィスデザイン業者と相談することになるため、事前準備として業者選びも重要となります。可能な限りコストを抑えたいと考えている場合は、価格重視で依頼先を選びがちですが、デザイン料が安い業者はデザイナーの経験が浅かったり、業務範囲がほかの業者と比較して狭かったりするケースもあります。

価格だけでなくこれまでのデザイン事例やコンセプト、業者が大切にしているポイントなどにも注目して、複数社を比較検討しながら依頼先を選択してください。

執務室や会議室の面積の目安

オフィスの間取り決めで重要となる要素のひとつに執務室や会議室の面積が挙げられます。それぞれの面積の目安は以下の通りです。

執務室の面積の目安

執務室の面積は、従業員の人数から計算します。一般的に、執務室の面積の目安は従業員数×2坪程度であるとされています。つまり、従業員が20人であれば40坪、30人であれば60坪が目安です。もちろん数字はあくまで目安であるため、従業員1人あたり2坪以下であっても、デザイン・レイアウトによっては快適に過ごせる空間を実現できます。執務室にあまりスペースを確保できない場合には、デスクの配置にこだわるのがよいでしょう。

会議室の面積の目安

会議室は8坪程度が目安です。8坪のスペースがあれば会議用のデスクに8人が着席できるため、狭さを感じることもありません。会社の規模が大きく従業員数や会議の参加人数が多い場合には、人数に応じて面積を広くしてください。

間取りを決めよう!3つのポイントを解説

間取り決めは専門知識がないと難しいですが、ポイントを押さえることで具体的なイメージが湧きやすくなります。ここでは、間取り決めの際に押さえるべき3つのポイントについて詳しく解説します。

コンセプトを明確にする

まずはオフィスのコンセプトを決めましょう。「コミュニケーションが取りやすい空間」「自由度が高く好きな場所で仕事できる空間」のように具体的なコンセプトを定めておけば、自ずと必要な間取りが見えてきます。

業務効率化にもこだわる

オフィスはあくまで仕事をする場所です。流行を取り入れたおしゃれなデザインも素敵ですが、動線を意識してスムーズに働ける環境を整えることも重要です。シンプルな動線で移動しやすい空間をつくれば、業務効率化にもつながるでしょう。

来客用の部屋の配置を意識する

受付から応接室・打ち合わせ室までが遠すぎると、来客が従業員の働く空間を通って移動することになります。来客用の部屋は受付の近くにまとめておけば、来客が使用する空間と従業員が使用する空間をゾーニングできます。

まとめ

今回は、オフィスの間取りを決める際に準備すべきことや執務室・会議室の面積の目安、間取り決めにおいて押さえるべきポイントについて詳しく解説しました。オフィスの間取り決めを行う際は、事前準備としてデザイン料の予算上限の設定や現オフィスの問題点の洗い出しなどに取り組むことが重要です。

また、実際に間取り決めをするときは、コンセプトを固める・動線を意識して業務効率化を目指す・来客用の部屋をゾーニングする、という3点にこだわって間取りを考えましょう。オフィス建設や移転に伴って間取り決めに悩んでいる人、働きやすいオフィス・間取りを作りたい人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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